いざブログを書こうと思っても、ブログの始め方や書き方がわからなくて手が止まってしまうのはよくあることです。
今回ご紹介する本は、タイトルや記事のテンプレートが数多く掲載されていますので、記事を書く時にそのテンプレートを使えば楽にまでとはいきませんが、タイトルや記事の構成を考える時に手助けになる本となっています。
目次
- 1 「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」作者紹介
- 2 ブログ初心者おすすめ本「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」内容紹介
- 2.1 書籍目次
- 2.2 1章(書きたいことを5W1Hで分析すれば、100倍読まれる文章になる)のポイント
- 2.3 2章(読者ターゲットを設定すれば、読者は100倍に膨れ上がる!)のポイント
- 2.4 3章(誰でも書ける!ヒットタイトル・テンプレート)のポイント
- 2.5 4章(100万人に読まれる!ワンランク上のタイトルを作るためのテクニック)のポイント
- 2.6 5章(超基本記事のテンプレートをマスターすれば、誰でも簡単に書ける)のポイント
- 2.7 6章(プロも実践!記事のクオリティを爆上げするWebライティングテクニック8)のポイント
- 2.8 7章(「書くことがない」と困ったら・・・ネタが100倍増える6つの秘訣)のポイント
- 2.9 8章(アクセス数を1000倍に増やす、Webならではの5つの奥義)のポイント
- 2.10 巻末付録(キーワード&コンセプトリスト50)
- 3 「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」のまとめ
「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」作者紹介
「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」の作者は、東 香名子(あずま かなこ)さんです。
テレビ出演や講演など積極的に活動されており、鉄道にも造詣が深く、鉄道コラムを運営している筋金入りの「鉄子」でもあります。
「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」の帯表紙によると、あるWebメディアのPV数を1万→650万PVに爆上げされた実績をお持ちで、書籍も3冊執筆されています。
ブログ初心者おすすめ本「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」内容紹介
書籍目次
1章(書きたいことを5W1Hで分析すれば、100倍読まれる文章になる)のポイント
1章のポイントは、ずばり「ブログのテーマ」。
自分のブログのテーマを「5W1H」でまとめれば、必然的に書く内容をまとめることができます。
今回はこの中から、「How」(金額に関すること)の項目を取り上げます。
お金の価値は等しく同じですが、お金に対する価値観は人によって変わります。
年収10億の人に100万円の車を売るのと、平均年収のサラリーマンに100万円の車を売るのでは、成約率は変わってきますよね?
さらに踏み込んでいくと年収10億円の人には、もっと高い車を売ることができるかもしれません。
なので年収10億の人向けの記事と、サラリーマン向けの記事では内容を変える必要が出てきます。
その辺を意識すると、成約率の高い記事を書くことができます。
1章では、他の「5W」に関して詳しく書かれています。
2章(読者ターゲットを設定すれば、読者は100倍に膨れ上がる!)のポイント
よくWebライティングや、ブログ初心者向けの記事を見ていると、「ペルソナ」という言葉が出てきます。
ペルソナとは
マーケティングにおいて、架空で設定される人物像のこと
ブログで言うと、記事を読ませたい読者像
自分のブログを読ませたい相手は一体どういった人物なのかを細かく設定すれば、その設定した人物の心に響く記事を書くことができます。
例えば「4色ボールペン」の記事を書くとき、どういった人に読んでもらいたいかをまず想像します。
仮に自分が事務職でしたら、4色ボールペンを使う機会も多いですよね。
自分のプロフィールを書き出してみると、わかりやすいペルソナ像を設定できます。
簡単ですが、ペルソナ像を設定してみました(本当はもっと細かく設定した方が、より心に刺さる記事を書くことができます)
経理職ですので、4色ボールペンを使うことも多いと思われます。
普段使っている4色ボールペンは、会社が文具メーカーに発注している大量生産品で、デザインも凡庸な4色ボールペンかもしれません。
この女性向けに「軽くて持ちやすく、可愛いデザインの4色ボールペン」の記事を提供出来たら、購入してもらえる可能性はあるとは思いませんか?
2章では、このように読者ターゲットの設定に関しての内容が書かれています。
3章(誰でも書ける!ヒットタイトル・テンプレート)のポイント
この本のポイントで紹介しました、タイトルのテンプレートが8種類紹介されています。
その中の一つ、「A」と「B」の違いとは?の例文を紹介します。
- 「もりそば」と「ざるそば」の違いとは?
- そばの違い、知ってますか?
①と②のタイトル、どちらのタイトルの方が読者にクリックしてもらえるでしょうか?
このようにわかりやすい例が理由付きで、あと7選紹介されています。
4章(100万人に読まれる!ワンランク上のタイトルを作るためのテクニック)のポイント
4章もこの本のポイントで紹介した、ワンランク上のタイトルを作成するテクニックが盛りだくさんです。
その中のひとつ、「難しい言葉は使わないようにする」を取り上げます。
WEBライティングやブログでは、よく「小学生に説明するくらいのわかりやすい言葉」で書くように記述されています。
先程の文章が悪い見本で、「書く」と「記述」は同じような意味ですので、無理やり「記述」と書く必要もありません。
(先程の文章は、無理やり悪くなるように書いています)
よく勘違いされそうですが、難しい漢字や言い回しを使った方が「私って物知りと思われるかな?」と勘違いしそうですが、その難しい漢字を自分が知っていても読者が知っているとは限りません。
読者は読めない漢字やわからない言い回しがあったりすると、調べるようなことはせず記事から離脱します。
(もともとわからないことを知りたくてサイトへ来たのに、さらに意味が分からない言葉があればもう二度とサイトへは来ないかも知れません)
「今年の鰶は脂が特にのってて美味しい」よりも、「今年の秋刀魚は脂が特にのってて美味しい」の方が分かりやすいですよね。
(鰶も秋刀魚も、同じ「さんま」と読みます)
4章では、タイトルに入れるべき重要なことなどについても説明しています(ブログのタイトル選びは、非常に重要なポイントです)
5章(超基本記事のテンプレートをマスターすれば、誰でも簡単に書ける)のポイント
5章の大きな要となる、「サンドウィッチ法」についての説明がされています。

サンドウィッチ法による、記事の書き方の順番です。
皆さんは普段どうやってブログを書かれていますか?
サンドウィッチ法で書かれている方なら、もはや説明は不要ですがたいていの人は
①タイトルを決める
②本文を書き始める
という風に書かれているのではないでしょうか?
タイトルを決めた後にいきなり本文を書き始めてしまうと、後から追加する情報が出てきた場合に記事の「挿入」が多くなってしまうので、記事の整合性が取りにくくなってしまう可能性が出てきます。
ですがサンドウィッチ法だと、先に小見出しを決めてから本文を書くので、あらかじめ記事の構成などがわかっていますので後から追加情報が出てきても、少ない記事の挿入となりますので記事の整合性が保ちやすいです。
⑥ブログの正式タイトルを決めるでは、3章のポイントのタイトルテンプレートを使えば、さらに効果的になる使い方についても説明しています。
6章(プロも実践!記事のクオリティを爆上げするWebライティングテクニック8)のポイント
この本のポイントで紹介している、記事のクオリティを上げるための8つのテクニックが書かれています。
その中のテクニックの一つ、「文末は言い切り系で書く」を取り上げます。
文章の終わりを「~かも知れません」や「~と思われます」などの、不確定な言葉で終わらせていませんか?
自分がリサーチした内容に自信がなく、ついついあいまいな表現で責任を回避するような書き方をすると、読者も疑問を抱いてしまいます。
アフィリエイトブログで、「この商品を使ってみると、いいかも知れません」という説明文なら、読者は「よし、買おう!」という気にならないでしょう。
実際に自分が使ってみて「これはいい商品だ」と思ったらなら、自信をもって「これはおススメ商品です!」と書けばいい話です。
「これは○○です」と断定で書くには勇気がいりますが、読者は知りたい情報を求めてブログを読みに来ていますので、その情報の締めくくりが「~かも知れません」といった表現ではその情報に説得力はありませんので、読者はブログから離脱していきます。
文章を言い切り系で書くためにも、下調べはきっちりとして疑問点などを無くしておくことが重要です。
7章(「書くことがない」と困ったら・・・ネタが100倍増える6つの秘訣)のポイント

ブログを書きたいけど、そろそろ書くネタがなくなってきた...
ブログあるあるですね。
そんなネタ切れの際に役立つテクニックが、6選紹介されています。
その中の一つ、「よく人から質問されることをネタにする」を紹介します。
自分は良く知っているけど、他人が知らないことは多々ありますよね。
私は以前、主要都市の駅に通じる迷路のような地下構内を通って通勤しており、そこでよく「○○へ行くにはどう行けばいいですか?」と、何度か道を聞かれたことを思い出しました。
無論、私は毎日通っていた道なので分かりますが、あまりその駅を利用しない方は迷路のような構内を、スムーズに目的地に着くには難しい道のりです。
これって、ブログのネタになりませんか?
自分は分かっているので「こんなことがネタになるの?」と思いがちですが、他人には欲しかった情報かも知れません。
よく聞かれる質問はブログのネタになると思えば、毎回同じ質問されて面倒に思っていた返答も、「ネタ集めのため」と思えてきますよね。
8章(アクセス数を1000倍に増やす、Webならではの5つの奥義)のポイント
この本の最終章です。
この章では紙媒体(本)では難しい、インターネット上だからこそできるWebならではの特徴について紹介しています。
この中の一つ、「記事をSNSで拡散させる」について取り上げます。
記事を書き上げてブログで投稿しても、ブログを始めたばかりでは誰も見に来てくれません(これも初心者あるあるです)
そんな時は、ほかのSNS媒体(FacebookやTwitterなど)で、自分のブログのURLを投稿して拡散させる方法はよく使われてます。
今ではTwitterでの拡散が、有力な手段として使われています。
Twitterでの拡散力はものすごく、自分の記事告知がリツイートされるとものすごい勢いで広がっていき、多くの人に自分の記事を読んでもらえる可能性が大きくなりますので、Twitterを利用しない手はありません。
この章ではほかにも、記事を拡散させるテクニックについて紹介されています。
巻末付録(キーワード&コンセプトリスト50)
この本の最後に、このキーワードを使えばクリック率が100倍増える、使うべきキーワードが50紹介されています。
ざっと紹介されているキーワードは、確かに一度は新聞や雑誌で見たことがあるキーワードばかりですので、単語選びに困ったときは参考にするといいでしょう。
一つだけ紹介すると「~の日」って、よくチラシで見たことありませんか?
例えば毎月29日は「肉の日」、と精肉店が大きな文字でチラシに書いてあるのをよく見かけますが、確かにそのチラシを見るとお肉を買いに行きたくなりますよね。
このようによく見かけて使えるキーワードが例文付きで50紹介されていますので、すぐにでもブログで使うことができます。
「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」のまとめ
以上が、「100倍クリックされる超Webライティング実践テク60」本の内容です。
ブログを書こうと思ったけど、どうやって書いたらいいか分からない、手が止まってしまうという場合に読んでみるのがおススメです。
最後にこの本を読むメリット・デメリットを挙げるとするならば
今となっては当たり前のテクニックもこの本で紹介されていますが、言い換えれば現在でも使えるテクニックということです。
確かに今は使わないような言い回しも掲載されていますが、言葉は毎年のように新語・流行語が誕生している限りは仕方のないことです。
記事は読者の目に触れて初めて評価されるものですので、何気ない一言が読者の心に刺さることだって十分あり得ます。
そんなブログが書けるように、この本を手元に置いておくのは決して悪くはありませんよ。
またブロガーだけではなくWebライター初心者の方にも、Webライティングで使えるテクニックが収録されていますので、おすすめの本です。